21. フォーカサーはどうするか?

えー、時系列にはなっていませんが、GS-400RC\TR鏡筒のフォーカサーについての話になります。

標準で付属する接眼部は手動のクレイフォード式です。知っての通りGSのクレイフォードは評判が悪く、海外のフォーラムを覗いても、このパーツがネックで交換必至というくらいケチョンケチョンに言われてます。クレイフォード式では避けられないことかもしれませんが摺動の調整が厄介で、スムーズに動かせてピタッと止めるのが難しい点にあると思われます。EFW付きなど重いカメラを接続するとずり落ちてしまう危険性があります。EAFで固定してしまえば弱点を補える可能性はあります。

私のところにきた鏡筒の接眼部は、それ以前に傾いている?と思われるように見えました。接眼部を外し変換リングで2インチスリーブにした状態と、この接眼部の2インチスリーブとで、レーザーコリメーターの光がズレるからです。

いずれにしろ眼視では使用しないので長いトラベルは必要ありませんから、フランジ型のフォーカサーに交換するつもりでした。トラベルは10mmあれば充分です。
ちなみにε-180EDのβ-SGRは4mmです。

 

いくつか候補は調べました。残念なことに全部海外製です。

・MoonLight NiteCrawler ローテーターと一体となってます。

 

・Primaluce Lab ESSATOフォーカサーとARCOローテーターの組み合わせ

 

・Optec Gemini この薄さでローテーターと一体です

 

何を基準に候補出ししてるのかとお思いでしょうね。

第1に口径です。
フルサイズカメラを使うつもりでしたので、3インチ(M68)必要です。RC光学系はフラットナーまたはフラットナーレデューサーが必須ですが、大体2インチか3インチが入手しやすいです。2インチの補正光学系を入れてしまうと周辺減光が激しいです。

第2に薄さです。
CMOSカメラは比較的バックフォーカスが短いので自由度がありますが、CCDカメラやさらにはAO(補償光学)を入れると1mmでも多くバックフォーカスが欲しい場面があります。

あとは価格と納期という感じでしょうか。

今回私が選んだのはESSATO + ARCOです。

以下お手製のシステムチャートです。