22. 代わりの赤道儀

RST-300の運用に目処が立たないので、代わりの赤道儀を探さなければいけません。
どうせ据え付けなんだから国内の天文台とかに使用されている赤道儀メーカーでもいいんじゃないか?などと金銭感覚麻痺の症状が出ています。重度の新型ポチリヌス感染症ですね。とはいえ、RC鏡筒はチューニングに出してしまって使う気満々ですから、これを振り回せる赤道儀は神の怒りに触れても買わねばなりません(笑)

 

さて国内の赤道儀メーカーはどんな状況かな?
昔、憧れた大型赤道儀の名前を思い出すと...

西村製作所 → もうアマチュア向けの事業はやってないらしい
三鷹光器 → こちらもやめたらしい(最近受注生産で注文を受けてるようです)
昭和機械製作所 → 元気そうです、エルボー式とかカッコいい
中央光学 → やってます、かなりゴツいデザイン
五島光学 → 大型機は見当たらないですね
エルデ光器 → 片持ちフォークすごい

という状況でしたので、昭和機械、中央光学、エルデ光器にコンタクトしました。
当方の事情を説明し、カスタマイズ可否、(カタログ上の)性能、納期、価格を検討しました。
当方の事情ですが、スライディングルーフのため天井が低く、少なくともホームポジションで格納できなければいけません。標準では各社ともドームを想定して設計されているようで不動点が高すぎます。カスタマイズで不動点を下げることが必須です。

いろいろやりとりしましたが結果だけ記載しますね。
昭和機械 25EL.       :368万+カスタマイズ費、エンコーダなし、ASCOM対応なし
中央光学 L30          :306万 + カスタマイズ費、エンコーダあり、ASCOM対応なし
エルデ光器 L300II  :325万+ カスタマイズ費、エンコーダあり、ASCOM対応なし 

ふぅ、高っか。
みんなASCOMは無視して独自システムとセットにしてるから高くなるんじゃないの?
不動点を下げるカスタマイズ費用が不明だし、重量が500kgとか、うちの床耐えられないような気がします。納期18ヶ月なんてもってのほかだし。

 

大物の個人輸入はちょっと不安だけど海外メーカーはどうでしょうか?

Astro-Physics
10micron
Mathis Instrument
PlaneWave
ASA
SoftwareBisque

あたりでしょうか?

不動点を下げるのは、やはりフォーク式が有利ですね。
となるとMathis InstrumentとPlaneWaveとSoftwareBisqueに絞られそうです。
Mathis InstrumentとSoftwareBisqueは両持ちフォークでPlaneWaveは片持ちフォークですね。海外の個人天文台の写真で見かけるのは、以前はAstro-Physicsや10micronやSoftwareBisqueが多かった気がしますが、最近はMathis InstrumentとPlaneWaveが多い感じがします。
AstroBinでは自分好みのフォトグラファーの機材はPlaneWaveが目につくようになってきました、国内ではあまり導入事例がないけどタカsiさんが素晴らしい結果を出してます。持ってる鏡筒全部使いたい派の私はフォークアームのインサイドとアウトサイドに搭載できるのもポイント高いです。
Mathis Instrumentは国内代理店があるというのはメリットですが並行輸入物もみてもらえるかは未知数です、というか普通はダメでしょうね。

とりあえずコンタクトしてみますか?
メーカーではなくディーラ、つまり海外ショップに。