8. 観測所を設計(の真似事w)

実のところ、スライディングルーフ以外は基礎からDIYでやりたいと思ってました。そのために小型建設機械の資格を取りましたが、生コンの打設は一人では難しいことがわかりました。少なくともポンプ車のホースを持つ人とバイブレータ(隙間なくコンクリを充填するための振動機)担当の2名が必要です。また、設置場所には大きな切り株が埋まっており、抜くのは重機があっても一人では大変です。

ということで、ここは割り切って本職にお任せすることにしました。

 

まずスライディングルーフの寸法を取り寄せました。


これに合わせて鉄骨架台と基礎を図面に起こします。CADソフト(Jw_cad)を使用するのはこれが初めてですが便利ですね。基礎ですが、寒冷地では氷上がりという現象があり、基礎が浅いと厳冬期に土が凍って膨張し建物が傾くことがあります。行政のサイトには住所ごとに基礎の深さの目安が書いてありますので調べておきます。ここは60cmと一般的な深さでした。標高の高いところですと2mなんていうところもあります。杭打ちが必要になるでしょうね。

これを、またまたリフォーム業者に紹介してもらった建設会社へ見積依頼しますと...

こういう結果になりました。

階段が入っていませんね、そう、階段製作は高いというのを知っているので、自分で作ります。

見過ごしやすい点ですが、山小屋の南側には浄化槽と下水管がありましたので、どこを通っているか自分で調べます。下水管の上には建てられませんので。

 

基礎に関連することですが、軟弱地盤に建てると傾きますので、一般的にはボーリング調査を行います。が、今回はすでに住宅が建っているわきですので、近所の調査結果(これも行政が公開)を見てみて問題なさそうでしたので省略しました。

たしかN値が10以下だと地盤改良が必要だったかと思います。

 

Twitterでマウントは振動回避のため独立基礎にしなくても大丈夫かという質問をいただきましたので補足します。

一応考えてはいました。

これは鉄骨ではなく全てRC(鉄筋コンクリート)で作ったらどうなるかというシミュレーションですが基礎の下に基礎を作ることに変わりありません。まず深く掘る必要がありますし、コンクリ打設も数回に分けて実施することになりそうです。おそらく費用、工期ともに2倍以上になりそうです。

今回はリモート前提で撮影中は入室しませんので、この案は早々に引っ込めました。