15. 電気工事

電気工事は普通は電気屋さんに依頼するのですが、資格取得費用を持ってくれれば自分がやってもいいと息子が言ってくれましたので、それに甘えてしまいました。

 

簡単な図面ですがこんな感じです。山小屋の床下は結構スペースがありまして、高さ1mくらいかな? 人が数人入っても楽に作業ができます。床下の天井には山小屋建築当時のVFFケーブルが走っていて、何やらリビングとかキッチンとかマジックで書いてありました。スライディングルーフのためにブレーカーを増設しての工事は初心者には難しいですが、ブレーカーから先を分岐させるのは簡単です。もちろん容量に注意は必要ですが、バッテリー駆動もあり得る(というかそれが普通w)天文機材の消費電力はたかが知れており、100V15Aを使い切ることは考えにくいです。

一応、ニッシンドームさんにルーフ開閉モーターの消費電力を尋ねたところ50W程度とのことでこれも問題ありません。

資格取得を待ってから、早速作業開始です。

コンセントたくさんありますが、リモート観測所とする場合はこんなに必要ありませんでした。理由は後で説明しますね。

電設資材はモノタロウや建デポプロで買っています。

工具で普通の人があまり使わないのはハンマードリルくらいでしょうか。床のアンカー穴開けや、上の図のように床下から屋外へ電線やLANケーブルを出すために山小屋の基礎に穴を開ける必要がありました。基礎は鉄筋コンクリートなのでインパクトドリルにコンクリートビットを使うこともできますが、φ18mmくらいになるとインパクトドリルのモーターが一発で焼けてしまいます。(焼きましたw)

ハンマードリルにデルタゴンビットを使えば骨材を含むコンクリートでも簡単に開けられます。鉄筋に当たったら運が悪いと思って諦めてくださいw

 

床下配線のどこから電源を取るかは、クランプメーターで電流を計測して選びます。

新たに取り付けた配電盤です。黒い大きな箱はPoEハブで、屋外の防犯カメラを接続するためここに格納しました。リモート観測所は高額機材を置いていますのでセキュリティはよく考える必要があるでしょう。